婚活では、プロフィール写真がとても重視されます。実際、お見合いの申し込みが来るかどうかは、写真の印象に大きく左右されます。だから皆さん、写真館で撮影したり、表情や服装を工夫したり、一生懸命に準備されます。それはとても良いことです。でも、長く婚活の現場にいて、はっきり言えることがあります。
写真の印象は、会って10秒で上書きされます。
お見合いの席で、最初に交わされるのは挨拶です。「はじめまして」「今日はよろしくお願いします」。たったこれだけの言葉ですが、ここにその人のすべてが出ます。目を見て、少し微笑んで、はっきりした声で挨拶ができる。それだけで、写真の印象を軽々と超えていきます。逆に、どんなに写真の印象が良くても、目を合わせず、小さな声でぼそっと挨拶されると、その瞬間に写真の貯金は消えてしまう。不思議なもので、お見合い後の感想で「写真より素敵な方でした」と言われる方は、だいたい挨拶が良い方です。
なぜ挨拶がそれほど大切なのか。
挨拶は、「私はあなたと向き合う準備ができています」という合図だからです。目を見て挨拶するということは、相手を一人の人間として尊重しているということ。微笑むということは、この時間を楽しみにしてきたということ。それが、言葉にしなくても伝わるのです。
技術ではありません。心構えの問題です。
もしお見合いを控えているなら、鏡の前で笑顔の練習をするのも良いですが、それより大切なことがあります。当日の朝、こう思ってから家を出てください。「今日会う人は、私と同じように、緊張しながら、勇気を出してここまで来た人だ」そう思えたら、挨拶は自然と温かくなります。写真では伝わらないあなたの魅力は、その挨拶から伝わり始めるのです。