お見合いや初デートの帰り道、多くの方が口にする感想があります。「会話が途切れなくて、楽しかったです」。話が弾んだことは、もちろん良いサインです。でも、婚活の現場で長く見ていると、実はそれだけでは測れないものがあることに気づきます。
会話が途切れないことと、その人と一緒にいて心地よいことは、必ずしも同じではありません。
初対面の緊張から、お互い一生懸命に話題を探し、沈黙を埋めようとする。それは自然なことです。でも、回を重ねるうちに、ふと会話が止まる瞬間が訪れます。そのとき、多くの方は不安になります。「気まずいのでは」「盛り上がっていないのでは」と。
でも実際は、逆です。
沈黙が怖くなくなったとき、それはその人との間に安心が生まれ始めた合図です。何かを話し続けなければ、と気を張らなくてもいい相手。黙っていても、その時間そのものが心地よいと感じられる相手。そういう関係は、話題の多さよりもずっと長続きします。
もし今、お相手との間に沈黙が訪れて不安になったなら、少しだけ視点を変えてみてください。その沈黙は、失敗のサインではなく、二人の関係が次の段階に進もうとしているサインかもしれません。
会話の量ではなく、一緒にいる時間の質を大切にする。それが、長く続くご縁を見つける近道だと、私は思っています。